タバコが体に悪いことはみなさんもご存知だと思います。
でも……わかっていてもやめられないのがタバコです。
しかしタバコは肺ガンをはじめ、他のガンを引き起こす原因になります。
あなた自身だけでなく、大切な家族にも影響を与えてしまうかもしれません。
《タバコはあなたの大切な人の健康を奪う》
タバコの煙には『主流煙』と『副流煙』があります。
タバコを吸う人の主流煙よりも副流煙の方が健康被害が大きいのです。
ニコチン:依存性を引き起こし、血液の流れを悪くします
タール:発ガンの危険性を高める
一酸化炭素:血液中の酸素の運搬を阻害し動脈硬化や心臓病を起こす原因
主流煙を1とした副流煙の中に含まれている有害物質の量
ニコチン:2.8倍、 タール:3.4倍、 一酸化炭素:4.7倍
《 喫煙による寿命の短縮 》
タバコを吸う人は吸わない人よりも死亡率が高く、年間12~13万人が喫煙に関する病気で亡くなっています。
国内の調査で、20歳より前から喫煙を始めると、男性8年、女性10年寿命が縮むことがわかっています。
《 喫煙によるガンのリスク 》
タバコによるガンのリスクは肺ガンだけではありません。
喫煙はほとんどの部位のガンの原因になると言われています。
そのうえガンだけではなく、脳卒中・心疾患・呼吸器疾患・糖尿病・妊娠周産期の異常・歯周病など、さまざまな病気の原因になります。
タバコの煙は肺に入ると、酸素を運ぶはずだったヘモグロビンに優先的に運ばれるため、体に十分な酸素が送られなくなります。
そのため、体に十分な酸素を送るために心拍数を上げてしまいます。
《 喫煙者と非喫煙者の肺の画像 》
左が非喫煙者で、右が喫煙者の肺です。
タバコに含まれる発がん性のあるタール(ヤニ)が肺やのどにこびりつき黒くなります。
発がん性のあるタールがこびりつくということはそこからガンになる可能性もあり、肺の大切な細胞まで壊してしまうためCOPDなどの呼吸がしづらくなる呼吸器疾患になってしまいます。